「できるか、できないか」ではなく「できるか、やるか」

2017年も6日経ちました。
ランニングを始めるようになってから、よくいただくようになったのが「そんなに走るのすごい。自分も走ろうかな」という言葉。

そんなに褒めていただくと、普段あまり褒められることがないので嬉しいです。そんな時、私はいつも「走りましょう!」と返すようにしています。なぜなら、そう言う人にいくらランニングの面白さを語っても、なかなか響かないことに気づいたから。

ランニングって、特殊技能も経験も必要なくて、ただ「行動するか、しないか」だけの差。もちろん、それなりの長い距離を走るとなると練習が必要ですが、今長距離を走っている人も、最初は5km走っただけで吐きそうになった経験をしているはず(私もそうです)。箱根駅伝で活躍した選手も、箱根を走るレベルになるために必ず吐きそうになった経験をしているはず。

他人が関係するとなると話は別ですが、他人を見て「自分にはできない」と思うことのほとんどが「なんとなくやらないだけ」なんですよね。
ランニングは「今日寒いから走れない」ではなく「なんとなく寒そうだから走らない」だけなんですよね。それを「寒いけど走る」に変えるのは、自分の意思だけでできること。

ランニングを始めてから、ランニング以外の意思決定においても「できるか、できないか」よりも「できるか、やるか」の意識が大きくなった気がします。
「できるか、できないか」ではなく「できるか、やるか」。自分の意思ひとつでできることで、自分がやった方が良いと思うなら、それはもう「できるか、やるか」と考える。もちろん「やらない」と決めるなら、納得できる理由を自分自身に求める。
そして、とにかくやってみる。考える前にやってみる。ランニングなら、つべこべ考える前に布団から出て着がえる。着がえ始めたら、もうあとは走るしかなくなります。で、走ると結果的に気持ち良いんですよね。

そんなもんです。

仕事においてもそんな風に考えることが増えるのは、良い傾向なんじゃないかと思っています。

でもやはり寒い中をランニングするのがツラいのは確かなので、こういうのが欲しいです。